2021/10/05 14:21
Stadtです。
今回は【旧東ドイツ/DDR】Jägerのインディッシュブルーのコーヒーポット のご紹介です。
テューリンゲン州のウィルヘルムイェーガー社 (Porzellanfabrik Wilhelm Jäger Eisenberg)で
製造されたこのコーヒーポット。
今でも愛されている、この図柄が特徴です。
旧東ドイツ製造というのは、この裏印記載の「German Democratic Republic」
でわかります。英語なのは輸出用DDR製品だからです。
1960年に他の会社と合併し、その後1973年の旧東ドイツ下で国営化、
最初はV.E.B. Spezialkombinat Porzellan Eisenbergとして、
その後、V.E.B. Vereinigte Porzellanwerke Kahlaとして製造、
1989年の旧東ドイツが無くなった頃、製造は中止になりました。
ちなみにKahlaは今も残るドイツの食器会社で、日本でも販売されていますが、
最近コロナの影響なのか、他の会社の傘下に入ることになったようです。
裏印に同様にあった「Original Blau Saks」とは、
インディッシュブルーで描かれた、この図柄を主に扱うブランド名(染料の青)みたいな
ものです。特徴的なマイセンのZwiebelmunster (Blue Onion) 柄を模倣してできたと言われる
この図柄。Jägermusterとも名付けられたようですが、今はStrohmusterとかStrohblumenmuster
と呼ばれる、直訳すると「藁(藁の花)の図柄」。
蓋だけでなく、蓋のつまみにまで図柄がちゃんと描かれています。
この長い注ぎ口、その下にはワンポイントに本体にあるのと同じ花が描かれています。
そしてその注ぎ口をなぞるように描かれている藍色のライン。
しっかりした形に繊細な図柄、傷もない良品のコーヒーポットです。
前の持ち主の方が凄く丁寧に扱っていらっしゃったのが伝わってきます。
他の銘柄のシンプルなコーヒーカップでも、合わせやすいのではないでしょうか。
旧東ドイツは独特なデザインも多いですが、こういうクラシカルな物も製造していました。
クラシカルなものがお好きな方にもおすすめですよ。
※別途同じ図柄のクリーマーも販売してます。
■サイズ:H16.8cm(蓋H2.5cm)
外径8.5cm(開口部5cm)× wideMax18.5cm
★送料は別途発生致しますのでご注意下さい。
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