2019/12/09 20:35

Stadtです。
12月になり日本もXmasシーズンですね。
Berlinも11月末位からクリスマスマーケットが
開催されていると思います。

クリスマスマーケットは冬、
冬のドイツはやっぱり寒いんです。
私のBerlinでの2回目の引っ越し先は、
旧東ドイツ地区のあるアパートメントでした。
その頃、旧東ドイツ地区のアパートメントは
大抵はセントラルハイツングでしたが、
若干のリノベだけで、ほとんど当時のままのアパートもまだ多かった頃です。
ここ最近はかなりのアパートがリノベされ、
家賃も私が居た頃の金額では住めないと思います。


ただ私の越したアパートメントはシェアハウスで
コールハイツング(Kohleheizung)、
コール(Kohl)は石炭、ハイツングは暖房、
なので石炭暖房だったのです。

当時はコールハイツングはセントラルハイツングの
家より家賃が安かったのは魅力でしたが、
最初は大変でした。
同じ頃に越してきたイタリア人の男性の同居人は、
結局それがやっぱり面倒だったらしく、
1か月経たないうちに引っ越しました。

アパートメントの2階に住んでいた私は、
まずバケツを持って地下室に行って、
石炭を取りに行きます。

1回2個、1日大体5~6個使用だったと思います。
あと木片(無くなったらBaumarkt(OBIとかで買う)
と新聞紙を用意します。

ハイツングの扉を開けて中に石炭を入れて、
その周囲に新聞紙、木片を幾つか入れて
ライターで一つの木片に火を点けて、
既に中にある新聞紙と木片に着火するように
近づけます。

確かこんな点け方だった気が・・・。
火で石炭がなかなか燃えてくれなくて・・・。
下の扉で空気の調節をしながら
着火するまで地道に火を見続けないと、
不完全燃焼だと一酸化炭素が充満して
変な匂いがするわ、寒いわ・・・・。

ただちゃんと着火して、扉を両方閉めてると
ハイツングの陶製の表面が温かくなってきて、
部屋も暖かくなってきます。
大変だったけど慣れると楽しいし、
一度着火するとあとは石炭を追加するだけで
持続するし、火を見てると落ち着いたし。
この家以降の住居はすべてセントラルハイツングで、もうこのタイプのハイツングで
生活することはなかったので、
いい経験が出来たと思っています。

ちなみに燃えた石炭と新聞紙と木片の灰は
下の扉の中に溜まり、それはバケツに入れて
ごみとしてそのままゴミトナーに捨ててました。
もちろん冷ましてです。

最近は環境問題等で、
特にこの時代のコールハイツングは
健康に悪影響をもたらしていく可能性もあるらしく、もうBerlinのアパートメントでは
あまり使用されている方は少ない気がします。
確かにセントラルハイツングだったら、
簡単に暖かくなるんで便利ではあるんですけどね。
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Stadt
・ドイツ在住時のBlog(現在更新保留中):
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